\n"; ?> JVC - 気仙沼民泊体験 - 東京事務所スタッフ日記
2014年4月18日 【 イベント&講演

気仙沼民泊体験

2013年度パレスチナ事業インターン
2014年4月22日 更新

3月13、14日、JVC東京事務所インターン3名が、住民の方のお宅に泊めて頂き交流を図る「民泊体験」の企画に参加してきました。私はこれまで海外にばかり目を向けてきましたが、日本の問題にも関心が強くなってきたため、JVCの活動地である気仙沼の現状と、その地の住民の方がどのように生活しているのかを知りたいと思い、今回気仙沼を訪問しました。

鶴ヶ浦(つるがうら)にあるお宅を訪問すると、民泊先のご夫婦の気さくなこと!とにかく話すことが大好きな方々で、話が尽きることはありませんでした。お二人は私たちの話にも興味を持って下さって、いろいろなことを尋ねられました。ご主人は私が大学で政治学を専攻していることを知ると、「じゃあ、君は政治家だ!」とあだ名を付けて下さり、それから私は「政治家」になりました。また、他の二人にもそれぞれユニークなあだ名を付けて下さいました。初めての土地で、新鮮な呼び名。これから何が起きるのか楽しみになりました。

会話を楽しむご主人と参加者たち会話を楽しむご主人と参加者たち
自己紹介をする筆者自己紹介をする筆者

ご夫婦とお話をしていると、彼らの、この土地に対する強いアイデンティティを感じました。彼らはそれを「故郷」と呼称していました。ご主人は「故郷」の歴史に深く精通しており、地元の学校などで講演する程だそうです。それ程までに自分の「故郷」を愛する、その姿勢には尊敬の念を抱きました。

普段は19時頃には就寝される方々なのですが、「嬉しくて眠れないから」とおっしゃってくれて、22時近くまで起きていて下さいました。とても暖かみの感じられた時間でした。

剪定のお手伝いの様子剪定のお手伝いの様子

次の日の朝、私たちはご夫婦が普段されている庭の剪定のお手伝いをさせて頂きました。私は不慣れな上に梯子の上での作業だったので、苦戦しました。「縦じゃなくて斜めに切るんだよ。もっと力を抜いて」と、ご主人はアドバイスして下さいました。しかし、力を抜いたら...刃が動かない。結局太い枝は半分切るのが精一杯。最後は見かねたご主人が、ご自身でサクッと裁いてしまいました。「道具を活かすも殺すも、使い方次第だよ」。剪定後のご主人の言葉がとても印象的でした。

気仙沼は私にとっては今まで「全然知らない地域」、「知ってる人がいない地域」、そして「被災地」でした。今回の民泊ツアーを通して、それは大きく変わりました。この土地にこれほど親近感が湧いたのは、ご夫婦に一晩泊めて頂き、お二人と密な時間を過ごせたからこそだと思います。民泊させてくれたのが、あの方々で本当によかった!そう思います。また、ご夫婦のお宅を訪れたいと思います。

ご夫婦と参加者の集合写真ご夫婦と参加者の集合写真

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