こんにちは! パレスチナ事業東京担当の並木です。
ついに連休がやってきましたね。皆様、のんびり羽を伸ばされていますか? JVC事務所もカレンダー通りのお休みをいただき、海外に行ったり断捨離したりと思い思いに満喫中です。
さて、この春はパレスチナの事務所からスタッフが代わりばんこに帰ってきているのですが、帰国に合わせて東京事務所でトーク・イベントを開催しました。
直近では、4/24(木)の夜に開催したイベントが満員御礼! 決して広くはないJVCの事務所はパンパンでしたが、にぎやかで嬉しいひとときとなりました。
トークを行ったのは、パレスチナ・エルサレム事務所現地代表の今野。現地でプロジェクトを回しながらも、奥さんと一緒に共働きで3歳の娘さんを育てるイクメンでもあります。
「現地駐在をするにあたって、現地の子育てで不安だったことは?」
「パートナーの方は、現地駐在に賛成だったんですか?」
私から現地の子育てに関する様々な質問を出し、今野からは「パレスチナならでは」の子育て事情や、現地の保育園・幼稚園に関する実体験を、写真を交えながら紹介しました。
ご来場の皆さんからも「娘さんはアラビア語が分かるんですか?」「やっぱりパレスチナの幼稚園には緊急事態用のシェルターがあるんですか?」「危ないと思ったことは?」などなど自由に質問が飛び出し、今野の回答に「そうだったんだー!」とJVCスタッフ達が驚くこともしばしば。パレスチナを「育児」という視点から見る、とても新鮮な時間を過ごすことができました。
その後は、JVCがパレスチナで行っている事業に関しての説明となりました。
壁に分断されたエルサレムの難しい状況、完全に封鎖されたガザの状況を説明しながら、JVCがそこで行うプロジェクトや、そのプロジェクトを通じて目指すことを説明する今野。会場からも素朴な疑問から政治状況にまつわる疑問まで、様々な質問が出されました。(盛り上がりすぎて、終了時間を40分もオーバー...。ご来場の皆様、本当に申し訳ありませんでした。)
最後に私から一つ、質問をさせてもらいました。
「育児をしながらパレスチナの子どもたちを見て、何か思うことはありますか?」
「パレスチナの子どもたちは、日本とは比べ物にならないほど暴力に満ちた社会に生きていて、彼らが大人になった時のことが心配です。一体どんな社会を作っていくのかと...。」
と答えた今野。彼が現地の子どもたちにどういう気持ちで向き合っているのか、またプロジェクトを通じて子どもたちに関わることで守りたい彼らの未来について、私たち東京のスタッフもほんの少し、共有させてもらえた時間となりました。
さて、イベントの後にはお待ちかねの懇親会。今回はインターン橋本が腕によりをかけて、試食用にパレスチナの「フンムス」を作りました!
同じく試飲用にお出ししたパレスチナのシャーイ・ビ・マラミーエ(甘いセージ入り紅茶)も大好評。何度もお代わりしてくださる方も! 今度私がパレスチナへ出張したら、「日本でもフンムスとシャーイは大人気だよ!」と現地のパートナー団体の皆に伝えたいと思います!
パレスチナ事業では今後も、パレスチナのことを知るイベントを月に1回は開催していく予定です。イベント予定はJVCのウェブサイトやTwitter、Facebookにアップされますので、是非チェックしてみてくださいませ! またJVCメルマガでも随時イベント情報をご紹介しています(登録はもちろん無料)。
最後になりましたが、ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました!
(今野は7〜8月にもう一度帰国予定なので、今回ご予定が合わなかった方は楽しみにお待ちくださいませ!)
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