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1月2日
1. 行動の経過
TRF事務所でNGOグループと合流。その後、タレーノーク村、パクオーン村、グラン村、救援物資配給所視察。午後、パーサーン寺訪問、ナムエン、カオラック救援センター、ニクルワララーム寺視察。
2. タレーノーク(Talee Nork)村、パクオーン村
(ラノーン(Ranong)県ガンプアン行政区)
タレーノーク(Talee Nork)村。昨日訪問した村。追加情報として、村は30家屋あった。人口130人ぐらい。42人死亡。村長もなくなった。政府の公式発表によると、死亡者1名につき葬式費を含んだ2万バーツの手当てを与えることになっているが、村人の話によると、その金額は、男性の場合2.5万バーツ、女性の場合1万バーツ、子供の場合1.5万バーツと差があるという。
パクオーン村。タレーノーク村から海岸に沿ってさらに奥にある村で、家屋は40軒、すべて津波に流されて、村があった形跡もない。
●現地の人(男性、39才)の話
タイ政府からは今後の復興についての計画は何も聞かされていない。今は親戚の家に身を寄せているが、今後一番緊急なのは住居。そして次に職業。このような状況ではまた漁業をすることはできないと思う。魚もいないだろう。別の職を探すとなると職業訓練という形のサポートが必要になる。
3. ターンラーン(Thaanglaang)村
(ラーノン(Ranong)県スックサムラン郡ガンプアン行政区)
178世帯(人口約300人)。全世帯が漁業を営んでいた。海岸から10キロほど離れたところに住居があったため、死亡したのは、その日海に出ていた男性12名だけであった。海岸から2キロ以内の場所は全滅だったという。舟や漁業道具の損害を調査中。道具については10万バーツ/世帯ほどだと予想している。この村では、死亡者1名につき、家長の場合2.5万バーツ、それ以外の場合1.5万バーツと聞かされているらしい。舟の損害についても、政府の公式発表では10メートルに満たない舟の損害には修理代1万バーツ、全滅の場合は2万バーツ、10メートル以上の舟については、修理代7万バーツ、全滅の場合10万バーツとされているが、この村では、小型舟に1.5万バーツ、中型舟に5万バーツと聞かされているという(大型舟を所有しているものはいなかった)。復興に関しては、舟と道具さえあれば、元の生活に戻れるとのことだった。
4. グラン村
昨日訪問した村。漁民グループ代表の話によると、1月2日の行政区会議にて、行政区が元住民全家族に元の場所に10万バーツ以内の家を建ててあげると表明したそうだ。また、郡は家族あたり5万バーツ支給すると表明した。この村では、死亡者1名につき2.5万バーツの手当てがでると聞かされているようだ。
5. カオラック
(パンガー県タクアパ(Takua Pa)郡カオラック(Khao Lak))
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■届いた支援物資を運び出す子供たち。 パンガー県カオラックの救援センターで。 (1/2撮影) |
半島側の比較的大きなリゾート地。プーケット島の北約50kmほどの所にある。リゾート施設など(ホテル、レストラン、バー、商店)はほぼ壊滅状態。海岸から1kmぐらい内陸に幹線道路が走っているが、道路の両側の商店、建物も全壊、または半壊。リゾート地のために、外国人の被災者、行方不明者も多かったようだ。
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■内陸まで押し流された警察の巡視艇。 パンガー県カオラック(1/2撮影) |
海岸から1km以上内陸に入った林に、警察の巡視艇(全長30mぐらい)が打ち上げられているが、津波が来る前にはこの船は海岸から2kmほどの沖合いに停泊していたもので、津波にそこまで流されて来たそうだ。
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■遺体の身元確認をするために掲示板 に貼り出された写真に見入る被災者。 パンガー県カオラックの救援センター で。(1/2撮影) |
この町には、救援活動の大きなセンターが設けられている。救援物資の貯蔵、配給、食糧の配給、食事の提供を行っていて、積まれた衣服の山から被災者が服を取り出している。ただし、ここで被災者が避難生活をしているわけではない。被災者は寺などに避難している模様だ。また、ここは情報センターとしても機能しているようで、大型パラボラアンテナが設置され、アンテナを張った無線設備を持った車も置かれている。ドイツのテレビ局のテントも置かれている。行方不明者の捜索、遺体の身元確認のために、掲示板に写真が貼られていて、人々が見入っている。外国人の姿も多い。広い敷地には、クレーン車、パワーシャベル、トラックなどが並んでいて、町のあちこちでは倒壊した建物や流されてきた残骸を片付ける作業が行われている。
6. ニクルワララーム(Nikrwararaam)寺
(パンガー県タクアパ(Takua Pa)郡タクアパ行政区)
この寺は、遺体を安置してあるところで、遺体は4000体。遺体の身元確認、行方不明者の捜索などのセンターとして設置されている。寺の外の掲示板には、身元確認のために遺体の写真が多数貼られている。
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